年明けから読み終わってたもの、とりあえず羅列…

ロスト・ケア

ロスト・ケア

ミステリとしても、ノンフィクションとしても驚かされた。えぐいな。命は誰のものか。

愛に乱暴

愛に乱暴

胸糞悪ーい吉田修一。因果応報。

妻が椎茸だったころ

妻が椎茸だったころ

題名ほどにはファンタジィではありません。体がぽわんとあたたかくなる短編集、これぞ真骨頂だよなあ。すきすぎる。椎茸に「お前たち、戻ってたのか!」と声をかける場面がお気に入りです。戻ってたのか、って…笑。

政と源

政と源

東京の下町で暮らすご老人政(まさ)と源(げん)。…しをんちゃんの趣味なのだろうか、それとも需要がものすごくあったのだろうか。もやもや。感情の丁寧な描写で、とりあえずは泣けました、設定は漫画っぽくて落ち着かなかったけど。

雨のなまえ

雨のなまえ

雨の名前って、本当に美しい響きのものがたくさんあって、そんな雨に関する短編集。うわあ、切ない。すれ違いっぷりがもう、もう。何ゆえ人間は素直になれぬのでしょう、自分自身に対しても。

スタッキング可能

スタッキング可能

祝・twitter文学賞受賞。こんな機会がなければ、読まなかったであろう一冊。これもこれで、私には力をもらえるお仕事小説だった。つうか、そうなのよ!ウォータープルーフなんてうそばっかりなんだよ!一緒に叫びたい!笑

ペテロの葬列

ペテロの葬列

…ああもう、宮部さん。世の中は決して平等ではないけれど、それを知ったうえで、登場人物に注ぐまなざしを平等にしようという優しさのようなものをすごく感じた。あのラストなんか、優しさとしか思えない。ああゆうのを書けるっていうのが、優しさなんだよな、きっと。(何回優しさ言うの)

事の次第

事の次第

事の次第、という題名からしてだめだ、このセンスには屈服せざるをえない。伊勢の往復飛行機の中で読んでた一冊。なんだか、贅沢な気分だったなあ、上空3000mで正午さんっていうのが。会話の妙に、今作も私はメロメロ。

女ぎらい――ニッポンのミソジニー

女ぎらい――ニッポンのミソジニー

こうゆうのも読んでみました。東電OL事件&桐野氏の作品にも言及していたので。読んでて、いやぁな気持ちになるな。元々そこまで男尊女卑社会に不満があったわけではないけれど、読むと増幅されるな。いいことなのか、悪いことなのか。

僕たちの前途

僕たちの前途

上野先生を読んでみたのは、古市くんの影響なのだけど。こないだテレビで喋ってる古市くんを初めて見たけど、評判とおり“いけすかない”若者だった!笑 そのぐらいの方がいいんだろうね、発信者というものは。応援してます。


あとは…ええ、あとはまた整理して後日。
だめだな、なんか流れ作業&返却日に追われる(図書館の)読書になっちゃってる気がする。その中でも宮部みゆきさんのは、久しぶりにどっしりした内容で、私もどっしり構えて読めたので最高に充実した読書時間だったと思われ。選書、大事。あと、環境、大事。それ以上に、精神の安定、大事。