結婚と言いましても、詐欺師がからむ結婚のお話で、けれども一筋縄ではいかない結婚詐欺のお話。荒野さんのミステリアスな魅力が存分に味わえた。騙されたくないから、騙すのか。騙したくないから、騙されるのか。愛って、目を瞑ることなのか。そう…なのか…
しかしこのライム色の装丁、本当に素敵だ。

書店で「あれ、この絵柄見たことあるけど…」と作者名を確認した時の衝撃たるや。いいから!脇道それんでいいからベルセルクを進ませて!
…と思いましたが、とてもとても感動した。わかりやすい教訓。読んでよかった。そういえばベルセルクは、リッケルトとグリフィスの再会が。なんか、あっけない感じだったんだけど…もう全然先が読めないよー 終わるのー ねえあれほんとに私が生きてる間に完結するのーねーねー



以下、今の積読が消化できたら、買いたいもの。
今は毎日職場に13時間ぐらいいるし、休みは月6回だしでぜーんぜん読書の時間がとれず、図書館で借りても期限内に読み終えられないので、惜しみなく買おうと思っている。とりあえず手元に置いておけば安心できる。そして積読がたまるという悪循環は目に見えてはいるが。いるが!

「生命力」の行方――変わりゆく世界と分人主義

「生命力」の行方――変わりゆく世界と分人主義

(平野は「透明な迷宮」もまだ半分ぐらいしか読んでない…んで…すいません…)
半自叙伝

半自叙伝

(古井さんはエッセイも素敵だろう)
きみは赤ちゃん

きみは赤ちゃん

(「りぼんにお願い」で、赤子なんて私には無理、的な発言をしていた方なので、まず妊娠しようという心境に至ったあたりを詳しく知りたい、詳しく)
ずるいえいご

ずるいえいご

(ずるくてもいいから、なめらかに英語をしゃべりたいよ!)

小学生からの大事な友達がいて、その子は東京に住みたーい!と常日頃言っていた都会っ子だったんだが、結婚・妊娠を経て、北海道内のとある村へ移り住むことになり(町ではなくて村です)、夫以外の誰とも話すことなく一日が終わるという孤独をもてあましているうちにマタニティブルーをこじらせて、びっくりするほど鬱々としている。↑の川上未映子嬢のエッセイが面白かったら、励ましのために送り付けようかな。
私の友達の中でずば抜けてポジティブな子が、あれだけがくっと落ちるとは、やはり人間は、人間と関わっていかないと、おかしくなっていくんだなあと知った。なかなか私も時間がとれなくて会いに行けないので(村ですから)、せめてもと思って定期的にメールしてるけど、お腹の子に影響出てないか心配だ。あー。いっぱい助けてもらったから、こんな時こそ助けてあげたい。