あけましておめでとうございます。とりあえず、今年もよろしくお願いいたします。

なんかもうずーっと更新してんだかしてないんだか状態だったので漏れてそうだったけど、12月あたりに読んでた本たち。↓
皆さまのように2013年振り返り企画をしたいのですが、それは後ほど。激務の疲れをとってから。
川上未映子嬢との出会いを言祝ぎたい一年でした。2013ベストは「冷血」かな…ってあれいつ出たっけ?2012じゃないよね?…うーん、まとまらないですやっぱり。後日後日!

おなじみの。理系軍団の同窓会的ディスカッションが、今回とても和やかでスムーズで楽しそうで(実際萌絵ちゃんとかも懐かしがって微笑むぐらいです)、そこが読みどころ。他は…前回ほど四季博士の影は濃くない。いつたどり着くのかなあ。でももう、四季博士は人間ではなくなっているのだろうから、生身のまま登場する日は来ないんだろうね。名前だけで神々しい存在感、私はやっぱり今まで読んできた小説の中で、これほどまで重厚な存在感を持つひとを挙げられないというぐらい、心酔しているようです、なんだかんだで。
それにしても、ちょっと犀川先生、人間っぽくなってきてないか?萌絵ちゃんとのお泊りデートを国枝先生に知られているかもしれないということに、驚くほど動揺していて、可愛らしかったです笑。どうなの実際。どうなのさあんたたち。

少しだけ、おともだち

少しだけ、おともだち

短編集。題のとおりの“すこしだけ”の距離感のゲスいこと。腹のさぐりあいの会話の応酬。あんまりハートフルではない朝倉さん、好きだよ。好きだけど、怖いんだよね。

ほろびぬ姫

ほろびぬ姫

面白かったー。「キャベツ炒めに〜」で、荒野さんに惚れ直したので、もっとああゆうほんわかした物語を読みたかったのはまあ置いておいて、サスペンス風味?で、この怜悧な雰囲気も、荒野さんならではだよなあ…と浸りました。人間はの本質は、内にあるのか外にあるのか。膨らみすぎかもしれないけれど、存在というものを、改めて考え込んでしまった。
余談だけど、元々読む気ではいたんですが、ある方の読売新聞(だよね?)でのこの書評が素晴らしくてですね、もう読みたい!今すぐ読みたい!!と高揚したぐらいにして、やっぱり上手なひとの書評って、それだけで作品だよねえ、こうでなくっちゃねえ、と思ったのだった。私は、たぶん、小説自体も好きだけれど、書評っていうのもすごく好きなのだろうな。好きなものを、熱く語るひとを眺めるのが、好きなのだろうな。

いま30代に何が 助けてと言えない

いま30代に何が 助けてと言えない

人事ではないテーマだったし、平野も寄稿していたので…そして何気にえぬえちけい大好きなので…
うーーーーーん、わかるようでわからないようで、わかるところもあるけれど「なわけないじゃん」と吐き捨てたくなるような記述もあって…なんだろうな、今の30代はバブルの恩恵も知らず、就職氷河期で失墜して、ホームレス化したり終いには自ら命を絶つほど絶望をしている世代なのだけれど、それは彼らが弱音を吐けず、一人抱えて苦しんでしまうからだ、っていう、まあ大まかに言うとそういう分析なのだけど、人並みにその絶望を味わった経験もある私からしてみると、一括りにするんじゃねえよ、と反抗したくなる気持ちがでかいよね。神戸のさかきばら(ああ、もう変換も忘れた)世代で、あきはばら殺傷事件世代でって、そういうのもういいよ。

an・an (アン・アン) 2013年 12/25号 [雑誌]

an・an (アン・アン) 2013年 12/25号 [雑誌]

この子(もう完璧すぎるなあ…非の打ち所がないなあ…と眺めている)が表紙だったので、リニュってから初めて隅々までanan読んだけど、たしかに面白くなってる!こまごました連載エッセイが。あと、特集の鍋は、今現在私がいちばん興味のあることなので、暗記するほど読もうと思っています。

菊池亜希子ムック マッシュ vol.4 (SHOGAKUKAN SELECT MOOK)

菊池亜希子ムック マッシュ vol.4 (SHOGAKUKAN SELECT MOOK)

元々興味のなかったきくちあきこさんですが、豆大福フリークということを知って、はっ!友達になってください!!と激しく気になる存在になってしまった。私は、豆大福はこしあん以外考えられない。要は、なめらかで引っかかりのないこしあんだからこその、豆の歯ごたえが必要なわけなのだから、あんが粒だとごてごてしておかしくないか?と、まるでバランスを重んじるひとのようなこと言ってみましたが、なんてことはない、私がつぶあんを食べられないだけなのである。好き嫌いで主張しているだけなのである。(でも嫌ーい、っていうほど軽いニュアンスではなくて、もう食べたら気持ちわるくなり、8割がた嘔吐までするから、体質なのだろうね)


おまけ(BOOKのカテゴリではなくてすみません)。
あの頃の私はどうかしていたのではないかと思うほど(実際どうかはしていた)狂ったように熱中していたクローズの新作がやるらしいよ、ってことで、それはまあ観るしかないだろうね、と幾分冷静に期待しているのですが、なんとなんとの、さおとめたいちです。うわあ、不良役も似合うだろうなあ…。三池監督ではないのが、ん?ってなったけど、まあいいや。