ロマンス

ロマンス


初です。予想外に女性的な柔らかい文章ですらすら読めた。昭和初期の華族たちの物語なので、どうしたって三島を思い出すのでした。清様…(涙)さあ読み返すか。
題名の『ロマンス』の謎が、最後に手紙を通じた告白で判明するっていうのも、王道な感じで私は好きだったなあ。


王妃の帰還

王妃の帰還

あ、これは面白かった。当たりだ!(柚木さんの他の作品に魅力を感じなかったんで)設定的に中学じゃなくて高校を舞台にしたものを読みたかったけど、相当えぐいものになっちゃったろうし、やっぱりだめだな笑。担任が綾部(ピース)に似てるとか、細かいとこがわざとらしいぐらい今っぽくて良かった。


さようなら、猫

さようなら、猫

荒野節です、相変わらず。猫と美人たちの短編集。猫は全然メインではありませんが、猫好き荒野さんだから、描写は的確。
しかし、猫と美人って組合せは、正直しらけるなあ。心通わせるイメージがいっこも浮かんでこない。
あと、そんなんなので松尾さんのイラストもなんか浮いてみえちゃったな。好きなんすが…