氷の天使 (創元推理文庫)

氷の天使 (創元推理文庫)

母上の親友さん(我ら母娘の私設図書館です笑)に、もしかして持ってますか?と聞いたら、持ってます、と即日出荷してもらった、マロリーシリーズ!
『クリスマスに〜』でキャロル・オコンネルに興味津々の私、ガイブンのシリーズものについに手を出し始めましたぞ。
冷徹な超絶美女マロリー。the.小説!て感じの設定なのですが、そのマロリーを慈しむように見守る(時には怖れ、時には羨み、時には魅入られて)周囲の男性陣が個性的だから、飽きが来ないで読めました。ガイブンって、なかなか進め乗れず、一日5ページ読んで終わり、とかでだらだら長くかかっちゃうんですが、ひとたびスピードに乗ったらばもうあとは抗えないんだよなあ。独特の言い回しと、散りばめられたユーモアは、慣れてない分クセになっちゃう。
いきなりシリーズ一作目で最愛の(と一言で表してはいけないような感じですが)父親が殺されてしまうんで衝撃だったんだけど、…愛着わいてきてシリーズの途中で殺される方が衝撃だよな、と思い返す。。。
そして!解説がトヨザキ社長だったのー。予期せぬ嬉しさ。