空白を満たしなさい

空白を満たしなさい

私は、この作品を読まないつもりだった。上梓される時にはもう、生きてないつもりだったから。そんな人間を蔑むような罵るような、それでいて諭すような、きっとそういう、生きることを選んだなら避けては通れない道なんだと、分かっている。戒めの意味も込めて、ちゃんと向き合って読んでみる。そいで、2012年を締めよう。
読み終えた時に、平野にありがとうって言いたい。言えるといいなあ。