私なにしてんのかなあ、
って、半年に一度ぐらいの周期で思います。ハコダテ移住してからは初めてかもしれない、負の周期。
溜まっていくゴミを投げに行く途中で、深夜のほとんど興味のないテレビ番組を目だけで追ってる最中で、ふ、と思う。
「お前じゃなきゃだめなんだ」っていう、その、「お前」になりたいんだ。きっと、誰もが願ってて、誰もがたどりつけるわけではない、特別な特別な席。一生に一度は、座れるのかな。
「誰にとっての」の部分が明解になっていないことには、なぜか目を背けているけども。
なにしてんのかなあ、って、生きてんだよ!って、自分に言い返せるぐらいに、強く濃く、生きれますよーに。来年の抱負!(えっ)


トヨザキ社長の言葉(地元新聞に載ってたのー!わーー!)に刺激されたっていうのもあるんだけど。社長が書評に真剣に向き合っているのは、「小説に大変な恩義があるから」。檻の中から飛び立たせてくれたり、常識の概念を覆されて新しい価値観に出会わせてもらったり、というかけがえのない体験に対する恩義。熱いんだよなあ、ほんとこのお人は!
そして、社長の2012年ベストテンはきれいさっぱり知らない作品勢揃いで、やっぱしガイブン多めだった…
でも私は社長の感性を信じきっているので、あらすじでおっ、と思ったやつは絶対よむぞいっ、と。
後日アップしますが、大好きで大好きな横山秀夫氏の七年ぶり新作は、さいっこうだった!これが、私の2012年のベスト。ほんとに面白かったし泣かされたー。年内に平野の新作にとりかからねば、けじめの意味で、とは思うけど、はあ…本当は怖い。あんな物語の中に身を置いて、私は平静を保てるのか?