ヴォイド・シェイパ

ヴォイド・シェイパ

哀しき飛行機乗りのシリーズが終わって、続きましては哀しき剣士が主人公。森先生にしては珍しい時代設定。日本…だよね?江戸時代にはもう入ってるのかな?設定も好みだし、なんかいろいろと王道というか主人公の心の動きとかがすごく素直な展開で、それがまた非常に感動できてしまうのであった。迂闊にも落涙するとこだった。見守りたい感じの少年なんだよねー…
続編、図書館で予約中。むっちゃ楽しみ。


土の中の子供

土の中の子供

これが龍様賞かあ。ふーん、て感じでした。いちばん最初にこれを読んでたら私どうだったろうか…と思ったり。
あのね、もう飽き気味かもしれないです。“幼少期に大人から虐待を受けて施設で育ってなんやかんやのトラウマで狂っちゃった僕”に。またか!ってうんざりしてきた。作者がそうゆう主人公たちに何を投影してるかはしらないし興味もないが、もしあまりに私的な理由でこの設定をどの作品にも貫くというのなら、私は怒る。そんなもののために小説があるんじゃない。対万人、というメディアの性格を忘れるな、と怒る。島本●生もそう。もう二度と読まないであろう。“レイプされた女の子”を何冊も読ませやがって。あんた自身にどんな思い入れがあるかしらんけど!単純に“なんとなく好きな設定”だとしても腹立たしいけど!
ああそうですよ、嫌いになったら読まなきゃいいんですよ。とりあえず、文庫の「銃」 は買ってあるから、それで一旦休もうこのひと。読みすぎたな。