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もう二度と食べたくないあまいもの

荒野さんの描く女性に一度だけなりたい。ずーっとは疲れそうだから10日間ぐらいとか。佇まい、なんてことない会話、ぜんぶがエロス。主婦だけじゃなくて大学生とかふつうのOLとか、荒野さんにしてはバラエティーに富んだ主人公で楽しめました。

掏摸（スリ）

うわあ、ノワール！今までは犯罪の円周よりすこしだけ外側にいたひとたちを書いてたはずなのに、今回ばりばり円周内に入っちゃってる。暗い。重い。血のにおい。なんかちょっと苦手だぞあたし…
主人公と、そして作者自身が見ていた“塔”って、金閣寺みたいなものだったのかなあ。
しかし、スリってすごいのね。裏地をナイフで裂くことまでお手のものなんだね。チャック付のバッグでも安心できないんだね。気をつけるぞー。