RSR2011 2日目

初日と同様麻生からシャトルバスへ乗り込んで、父と共に12時に会場入り。
暑すぎる。
これはあたしもたないんじゃないか…いやむしろ父が…と心配がつのる暑さでありました。先に会場入りしてカレーを食ってたまゆみ(テントは張りますが泊まりはしないあたしたち。暑いので)と父初対面。「しっかりしてるコだねー」と父がまゆみをベタ褒め。かたい職業の人間は猫かぶりがうまいやね!ちっ
あたしとしてはぎりまで寝てぎりまで体力ためて10フィに向かいたかったのですが父が空腹をうったえるので、あちーあちー言いながらヘブンズレストランへ。

冷やしカレーラーメン。と、ビール。病み上がりだけど飲みたがりな父をあたしはもう止めないことにしておるのです。好きなもん食って好きなもん飲んで死ねたら本望だろ、ということで。炎天下だし美味そうでしたが、あたしは酒飲んだら寝ちゃうのでアクエリアスでしっかり水分補給。しかし、とにかく、暑い。


○14:40 10-FEET

時間がたっぷりあったのでとりあえず全ステージめぐりを父として、はいっ!本番!ということでPA近くで20分前に待機。あたしでさえ限界きそうだったので、もっと気を遣ってレジャーシートで座って観ればよかったのかもなあと激しく後悔したのですが、途中父が「座りたい…」と後ろの方へ2曲目ぐらいで移動。座ってお茶飲んでて!ととりあえず送り出して、あたしはそのまま引き続きあちーあちー思いながら跳んだり歌ったりしてました。もうほんと無理ってぐらいの暑さだったんだけど、このステージは絶対はずしたくなかったので、頑張った。ダイブから戻ってくる汗だくの男児たちがそこかしこに倒れこんでいたが。やっぱりTAKUMAはむっちゃくちゃかっこいい。なんかいつも以上に、男らしさが溢れていた。優しかったし面白かったし笑顔はじけてたけど(指にトンボが止まった時の笑顔がっ!!)、なんか、男らしかったんだよなあ。セトリはもうほとんど覚えてませんが(ちょっと余裕のない証拠)、やっぱり2%は最高。とりあえず涙腺ゆるむ特別な一曲。RIVERではおなじみの“石狩川”でした。FREEDOMん時の、TAKUMAの暴走がちょう楽しかった!「軽トラに引かれた」みたいなタックルを見るからにやばそうなスキンヘッドのセキュリティさんに受けて負傷して、なんとベルトもまっぷたつ!「これもう使い道ないやん!」たしかに。その後NAOKIも暴走してセキュリティさんにわやくちゃにされて、彼も負傷。なにしてんの…笑。フォレストかな?とわくわくしてたのですが、締めはgoes onでした。大好きだから、いっか!ちょう楽しかったです、よ。しかし、強く強く思ったのです。今のあたしに、彼らは必要ない、と。むしろ彼らの方があたしの耳なぞ必要ないのだろうな、と。それぐらいの温度差を感じた。TAKUMAのあの全力のエネルギーは、放たれる完璧な激励という名のおせっかいは、ひたすらに聞いていて苦しかった。逆に自分の苦しさに、TAKUMAの本気が理解できたというか。10フィのライブというのは「お前ら絶対死ぬなよ」と、本気のその言葉に、「生きなきゃいけない」と勇気を得るための場所なのであって、あたしのように、ごめんねごめんね、と胸中で必死に謝るような人間が来ていい場所じゃなかった。ごめんなさい、でも、本当に楽しかったし、本当にTAKUMAを好きになってよかったなと思った。感謝しています。


もう干からびそうになりながら、同じく干からびそうな父をシャトルバスまで送り(スカパラも観たがってたからもうすこし涼しければ引き留めてたのですが…)、テントに戻ってだらーんとしていたらY氏登場。こいつはほんと自由。スカパラん時のすさまじい上原ひとみのピアノをBGMに、またしてもトランプ大会!

友情決裂の危機がせまっているのでダウトは封印、それぞれ勘を取り戻して熱い戦いが期待できる大富豪を5戦ほど。夕飯を賭けて!とか言ってたのだが「あ、でも昨日お金借りっぱなしだからトモコの分おごるよ」「つうか昨日送ってもらったお礼まだしてないからYの分はあたし出すよ」「誕生日前倒しで俺が出す!」と律儀なあたしたちだったので、最終的に己のプライドを賭けた勝負、に変更。万年平民なあたし。真ん中がいちばんラクよ。


とかやってたらもうあたりは快適な涼しい風が吹いておりましたので、クロマニヨンズー!なまゆみ、バースデイー!なY氏と別れ、Kちゃんとmoonへの大遠征。いや…まじで遠いよね…
○18:30 group_inou
前の方の盛り上がりが異様で、あたしも踊ったり跳ねたりしたかったのですが、どうも…あたし浮きそう…とPAぐらいまで下がってゆるゆる観てました。ちょうかっこよす!わかってたけど!あのステージが似合ってましたねー。HEARTを聴けなくて残念だったんだけど、「この日に間に合わせたくて作った」っていう初披露新曲もかっこよかったです。(「こうゆう日!」と全身で四角を描いていたCPの動きの謎加減…)「祭りだからさ!いいよね!だってずーっと引きこもって曲作ってんだもん!!」と大変楽しそうでした。楽しそうなアーティストを観るのがほんと心から楽しいなって思った。Kちゃんはテントで焼肉の最中だったので「俺の肉がなくなる〜〜〜」と魂半分ぐらい肉で占められていたのにもかかわらず、終演後に「来てよかった!肉諦めてよかった!」とご満悦でした。ふふん(なぜかあたしが得意げ)。


inouの時のピンクの空がすんごいきれいだったんですが、その30分ぐらい前の、2日目のサンセット。まあやっぱり初日より曇ってるね…


で、お酒ー!と途中のレッドスターカフェでお酒調達して、レストランへ戻ってまゆみとY氏と落ち合い、飯タイム。とにかくなんでも食いたかったのですが、目立つ看板だったせいもあって、イタリア職人手作りピザと毎年恒例のジャンボ鳥串♪まじうまかった。お腹ぱんぱん。ノブオの話などをしていると(ノブオはおそらく「あんたってコは!!毎年毎年フェスだかなんだかって理由つけて墓参りにも来ないんだから!!」とご母堂様に叱られたのではないか、と本年の不参加の理由を考えてみたり)、どんっどんっ、と…「花火だー!!」。忘れていたわけではないのだが。座ってゆっくり観るのってはじめてかも。いいねーフェスだねー。
 
(花火の写真て難しいのね!!)
この後は大学時代の友達・Sと再会して、テントサイトでやってた大道芸を見届ける。たのしかった!WESS側とひと悶着あったみたいなんだけど、そうゆうの全部まるっと乗り越えた、幸せな芸だったよ。すんごい笑った。


その後、いちごけずりの店でホットコーヒーを飲み(いちご嫌い)、サカナクションの時間テント空っぽということで仮眠タイムに当ててみたのですが(酒も飲んだしね)、例年よりサンが爆音のためまったく眠れず!!サカナ終わって30分ぐらいだけ寝れた…のかな?手荒にY氏に起こされ、「じゃ、俺帰るから」に「はっ!?」となる。まあわれわれ全員なんだけど、ラストに観るステージがなんにもない年って初めてでして、でもサンがライジングするまで帰るわけにいかんやろー!とか言ってたのに、あっさりフェス名も忘れて帰っちゃう人間がここにいたよ…唖然。


○1:20 androp
北海道初ライヴってまじか!すごい貴重な時間を見届けられるんだあたし!と興奮しつつ、すかすかだったもんで(はじまったら混んできたけど)けっこう前の方で観れたのですが、いやー、すっごくよかったです。想像以上、ていうか、想像とぜんぜん違った。なんかこう、一見ちょっとジャニーズ風な風貌の優男たちだったのに、音が重厚で、自信がみなぎってたのですんごい衝撃を受けました。リズム隊が特にすごかったんだよなあ…聴きたかった曲はけっこうぜんぶ聴けた、かも。ラストのMirrorDanceはほんと楽しかったです。手拍子!一体感、気持ち良すぎっ!!好感の持てる4人組ですなあ。どうせハタチそこそこなんでしょ。がんばんなさいよ!(何)ところでよく見えなかったのですがおそらくドラムのひとはイケメンだろうなと思っていたら、アース出るときあたしの後ろの二人組みが「ドラムめっちゃイケメンじゃなかった?」「ねー!ジャニーズ系だったよね!!」と嬌声を上げていたので、きっと本当にイケメンだったのでしょう。で、まあとてもよかったのでワンマンもいいかもなーと思ったのですが、たしか、UNCHAIN@クラップスと日程まるかぶりじゃねえか?と思って調べたら(彼らはベッシー)ほんとにまるかぶりでした、ので、断念。もちろんUNCHAIN選びます。しかし、いいもの観ましたー!


テントに戻ると予想とおりまゆみが爆睡していたので、あたしもそこそこの眠さだったのですが、どうせだし散歩でも…と勇気を振り絞ってmoonとボヘミアンへ。夜、こちら側に来たのって初めてなんで、夜もいいねえ!つうか夜の方がいいねえ!!て感じで。
 
しかし、自分…あほか…というぐらいに疲れて、足がどんどん痛み出す。若くないのよもう。なんか糖分ほしい…とピザ屋のジェラートを思い出してふらふら近づいたら、ぽつぽつと雨が!ええええええ…とびっくりして何も買わず急いでテントへ戻る。ちょっとまゆみが起きてしまったが、「サンがライジングしないかもしんないけど、とりあえず寝るべ!」と3時半頃再度仮眠。

で、ハナレグミはじまったぐらいの時間に一度起きて見上げた空。…やっぱりねーやっぱり朝日拝めなかった。けっこう落胆。でも、落胆<眠さ、ということで、すぐにまた横になって、結局5時半ぐらいに起床。ハナレグミ、ほんと1,2曲ぐらいしか知らんかったけど、そこはかとなくいい曲ばっかのことだけは覚えています。父、代わりに見届けられなくてごめん。で、そのまま西木さんの挨拶を聞き、終了ーテント撤収ー寝起きの変なテンションでぜんぜんテントたたむ力が出なくて1時間ぐらいだらだらしていたあたしたち。とにかく、「帰りたくない!」とわめいていました。リア充のまゆみは「現実を見なさい」と諭してきたのですが、「ここにとどまっていれば、まだ残ってるひともいるみたいだし、アーティスト呼び戻してもう1日やろうってことにならんかね?ねっ?」とだだっ子と化すあたし。だって、ほんとにこの時間終わっちゃったら、終わっちゃうんだもん全部!こんなに寂しい夜明けは、初めての経験。眠かったし疲労激しいしお腹すいたし風呂入りたいし、でも、とにかく、1分でも1時間でもこの夢の国にとどまっていたかった。あー。そしてまゆみに麻生まで送ってもらい、廃人人生のスタートを受けいれるために、断腸の思いでリストバンドをはずした。さよなら。


細かいとこは、また後日!
ほんとにどのステージもむっちゃくちゃ良かったけど、結局はバンアパです!!圧巻でした。