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で、こないだのバインちゃんの続き。
なんだったの?結局、というハナシですが、なんかNHKの音楽番組(見たことも聞いたこともありませんでした)の収録で、観覧チケット手に入れて観て来たわけなんですけども、ライヴ以外でもいろいろ面白い体験をできたな、と。
ADさんだかなんだかに決めポーズの練習をさせられるだの(2カメに向かって、せーのっ!)、「とりあえず盛り上げなきゃなんないので質問あるひともないひとも手だけは挙げてください」だの、「今のはカットですね確実に…」だの、「NHKで商品名はまずいです!」だの、本物のカンペ(カラフルだった)だの、「セリフが不明瞭だったのでもう一度お願いします」だの。
バインちゃんトーク。
- 出ました田中の白シャツ!(※ちょいブルーがかってました)
- 田中もじゃもじゃしすぎだろ…
- 武田真治:「北海道の印象は?」田中:「やっぱライジングの影響なんでしょうけど、非常にアツいなぁと思いますね」客:「(歓声)」田中:「リップサービスに決まっとるやろ!」←憎憎しい顔で
- 楽曲に透明感がある、みたいなところから「でもギターは相当歪んでますよね?」と武田真治がアニキに聞き、アニキが「そうですねー」とかなんとか答えて、で、(ちょっと流れが分からないが)「でも、田中くんも相当弾きますから。うまいですからね」と言ったあと間髪入れずに武田真治が「そうなんですよ!」と声をあげた、その場面がいっちばん記憶に残っている。
- 何様なんだ、と笑。
- 「休みの日は何をしていますか?」との観客からの質問に、
- 亀ちゃんが「起きて飲んで寝て」みたいなぐうたらで面白みのない日常を明かし、アニキが「ゲーム。PSPとか…あ、これ言っていいんですか?(商品名だから)」(武田真治「大丈夫です!」)、トリの田中が「育児」!!
- なんでーなんでそんな人間臭い面を押し出してくるのー!
- しかし今や3児のパパだそうです…
- 1人ぐらい分けてもらえないだろうかね?
- 歌詞の書き方について。曲が歌詞を呼ぶので、ストックがあるわけではない、とのこと。曲から喚起されるイメージの一部に歌詞がある、みたいな感じだった。曲⇒イメージ⇒歌詞、のような流れ
- で、けっこう青臭い詞もあるのは、子供を日々見ていて、そうゆう感情をつい書きたくなるんですよねーという。なんとなく照れながらの答え。
- クリスマスに放映なのでクリスマスっぽい質問をしてください、との武田真治のリクエストで、観客の一人から「いままでで悲惨だったクリスマスは?」。
- 「いやーわりと充実してましたよ」と、のたまう田中。
- 「そうだろうそうに決まっているだろう!」とヘドバン並にうなずくあたしとまゆみ。
- でもアニキと一緒に、わりとイベントが多いからクリスマスはライヴとかで、恵まれた時間を過ごしてるよねー毎年、というハナシで終わった。
- それなのに、「(悲惨な体験)ありますよね?」と亀ちゃんに振る、失礼な武田真治。「な、ないですよ、ないない!」と全否定の亀ちゃんもおかしかったけど…
- あと、バンドが続く秘訣はつかず離れずなところ、とも言っていた。
- ことあるごとに胴上げする、とかも。
- まゆみが、「お前、亀にダイエットの成功の鍵でも聞けよ」と横からぼそぼそうるさかった。
- 「あなたにとってライヴとは?」(←これがこの番組の肝)
- 田中:「いろいろ巻き込んで転がっていくもの」亀ちゃん:「バンドやってるなあといちばん感じられる場所」と、ふたりはけっこう普遍的なことを言ってたんですが、
- アニキ:「ご褒美」ほぅ。その心は。「つらいレコーディングを終えて、好き勝手弾いてもいい場所だから」!面白いこと言うなぁ。他2人も笑っていました。
そしてライヴ。
- たぶん10曲ぐらいやったと思う。テレビだし5曲ぐらいでしょ?となめてた。たぶん収録予定時間大幅におしてたはず。
- 「日本を代表するロックバンドです!」…失笑。
- 今まであんまり感じたことなかったんだけど、バインってライヴバンドなんだなあ。圧倒されちゃったよかっこよくて。
- 決して派手じゃないし、前に出てきて煽ったりもしないからその分演奏は堅実でブレがないから安心できるし、それでいて相当爆音だから(アニキが好き勝手弾くから笑)迫力があるんだよなあ。
- で、田中のあの、鉄の声帯。笑顔笑顔でほんっとのびやかに楽しそうに歌うわけですよ、あのロックヒーローにして3児のパパは!あのもじゃもじゃは!
- そういえば金やんの渋さは異常…(生唾)
- 大好きなランチェロが聴けて大満足だったんですけど、ふだん家ではあまり聴かない「sing」「Twangs」が多め(たぶん)で、あー聴いたことあるけどどのアルバムに入ってるかわかるけど曲名出てこねーっていう曲たちのどれもがぶっとぶぐらいかっこよくてですね。
- この2枚をほとんど聴いてなかった・聴こうとしなかった理由が分かったな、と思ったんですけど、結局「CORE」とか「Glare」とかの大人の色気つめ放題な楽曲ってCDで聴いても面白みがないからなんだな。広がりに限界があるから。魅力を伝えきれてなかったんだろうな、と。むしろあたしがCDからじゃ真の魅力を感じ取れなかったんだろうな、ということで。
- その反動で、これらの生音にはほんと衝撃を受けました。こ、こ、こんなにかっこいい曲だったんですか!?と全人類に懺悔したい気分(そこまでか)
- で、逆に繰り返し聴いていたいいわゆる“亀メロ”は正直生で聴くと面白みがないな、と笑。
- でも改めて、名曲だーと思いました、「風の歌」。さすが仮タイトルが「王道」だけあります。
- あたしのこの日のTHE・BESTは「This Town」ですかねー。
- 「アメリカンなロックをやります」との紹介で。あの、すっごい新鮮なリフが猛烈に耳に残ってます。田中とアニキが向かい合って完璧なユニゾン。
- 田中はちなみにしきりに「どうもサンキュー」と連呼。あれ、「アリガット」はもうやめたの?笑
- 本編ラストの「光について」も当然ながら泣けるほどよかったんだけど、歌う田中にも聴くあたしにもいくらか余裕が出来ていることに気づいた。これが歳月というやつか、と。
- この手の曲は感情を開ききって聴くと大変に苦しいが、歌う方も同じだと思うので。それをコントロールできるようになったのは、成長なのか退化なのか。
- まあそうだろうな、と予想はついていましたがアンコールは武田真治が参加。曲はまたこれどこまでもテレビ的じゃないなぁ(テレビ的だったのは「光について」ぐらいか笑)と“らしさ”に笑えたんだけど、「come on」。
- 「ちょっとダークなんだけど、ロックな一曲です」、と田中。悪魔をつがいで増やして売りさばく曲だからね。
- しかし武田真治はものっすごいかっこよかった。合ってた。盛り上がった!楽器持つとやはり男は50%増しですね!
- でも終わった後に、「すごいよ!日本のロックってここまで進化してたんだね!」と超よけいな一言をはいたので、また、何様だよと思いました(カットされることを祈ります)
- 腐女子なわたしたちは汗でびっしょりで肌にシャツがはりつく田中のチクビ探しに夢中でしたけど(探し当てられなかったけど、びっしょりでした。はぁはぁ)