10-feet@ペニーレイン

10フィとの夜を書こう。


TAKUMAが「楽しすぎるー!」とか「おかしくなっちゃいそうだ!」と何度も満面の笑みで叫んでいたけれど、オーディエンスもその10倍以上楽しかったと思うよ。少なくともあたしは、過去最大では?ぐらいの汗にまみれて足もがっくがく息絶え絶えで倒れちゃってもいいやってぐらいに笑って歌って飛び跳ねて、堪能して帰ってきました。本当に夢の時間だった。幸せだったよー。

会場にたどり着いたのが結局7時を少し過ぎてたんだけど、ちょうど前のバンドが終わって客の入れ替えが起きてた時だったので、流れに乗って会場に入れたんだけど、待ってる間にすでに酸素不足に陥るぐらいの熱気。まさにサウナ。前にいくのは怖いので(なんせ5時起きで仕事終了後夕飯も食わずにかけつけているので…)ほぼ最後尾で待機してたんだけど、それでもきっつきつだったし、前も後ろも関係なくみんなで飛び跳ねてみんなで大合唱してて、入れなかった人もたんまりいるんだろうにーと思うと、やっぱ他さまざまな点でペニーレーンでの開催は最後にした方がいいかと笑。
セットリストは…、まあ、うん(ごにょごにょ)。superstopperで幕開け。しかし昔はけっこう激しいライヴでもセトリ覚えてられたんだけどなー老化だなーこれ。まあいいか。とりあえず、quiet、2%、goesonが聴ければおなかいっぱいなんだけど、ライオンもfreedomも4RESTもMONKEYも!いやーんてぐらい。常にこんだけ大放出なんでしょうか(なんだかんだでワンマンは初です)。
「ま、人生そんなうまくはいかんわなっ」と言ったあと、にかっと歯を見せて目尻くしゃっとして笑ったTAKUMAの顔が忘れられない。「幸せになるためには、一歩踏み出さんとあかんねん」と、「あれこれ考えずシンプルに生きたらえーねん」と笑ってくれて、爆音で応援歌を鳴らしてくれる彼らを見てたら、やっぱりguietで泣けてしまった。どうしてあんなことを笑顔で叫べるんだろう。どうしてあんなに必死で届けようとするんだろう。救われた心は何百、何千と在るはずなのに、「この瞬間に何かが生れたらええなー!」と貪欲に声も枯れよ、とcherryblossomを歌う。TAKUMAを動かし続ける原動力となっているものが、きっととても正視できないほど哀しい何かなんだと思うし、歌い続けて、発信しつづけているつもりで、自分自身を救おうとしているようだ。一昨年のこともあるし、そんなにそんなに無理しなくてもいいのになあ、なんて心配になるぐらいの必死さに、こちらも、頑張らなくちゃいけないなと思わされてしまう。「生きよう」と決意させたのは確かにアシの音楽だったけど、「生き続けよう」という気持ちを持ち続けられるのは、間違いなく10フィの力が大きい。ああ、大好きだ。爆音の大好きな音楽がある。幸せだと思う。

「明日からのお前らのために」と歌われた数々の名曲を支えに、負けないで、生きていこう。勝とう、というほどは前向きになれないけれど、という、これぐらいがあたしらしい。