パルス第二夜感想。

のっけからフルスロットルで飛ばしててカッコ良すぎる「世界を撃て」。まず将司氏の弾けとんだ歌い方だね。つうか今までのアルバムのオープニングとはわりと違って、栄純が音人で言ってたけど、青い炎みたいな熱さを目指したってゆうのがよく分かる。太陽の〜のオープニング(=カオスダイバー)はアルバムの性格上置いとくとして、敗者の刑とか惑星メランコリーとかで腐敗臭漂うようなダークな世界観を最初に提示してきたのを考えると、新しい感じ。「フロイデ」はドキュメントで四人が並んで力の限り叫んで録ってたコーラスんとこがすっごいすき。「覚醒」は実はちゃんとフルで聴いたのが初めてで、サビんとことかだけ聴いてると、「声」の二番煎じ?みたいと思ってちょっと印象が弱かったんですが、歌詞の内容とかすっごい深いし、PV併せて見ると引きこまれました。特に最後、歌い終えた将司氏から栄純の放心したような顔にスライドしていくとこ、見物。「さざめくハイウェイ」もムードあってカッコイイ…タイトルのセンスとか将司氏だから新鮮です。サビんとこの栄純のコーラスがキマってます。好き。「鏡」は全編通して聴くとちょっと小休止的性格があるかなあ。「白夜」はCメロのなんかおもしろいことやっちゃってる感じ笑、が良いなあ。「蛍」は今んとこいちばん好きだ、この中で。ギターが!ちょっとこうゆうギターソロ珍しくないっすか?バクホンの今までの曲ん中では聴いたことない、かも。うまく言えないけどギターの音色がすごい耳に残る。歌詞も良いし、マツ、渾身の一曲ですな。「グラディエーター」もエネルギッシュで、かつドラマチックでカッコ良すぎだし。問題の「人間」はなあ…処刑台だしなあ…解釈が難しいところ。でも、バクホンにしか書けないと思うし、なんというかむしろ、バクホン自体が「人間」じゃん?と。THE BACK HORNというか、THE NINGENじゃん?もうずーっと「人間」を歌ってきたわけで、この曲が突出してるわけでもないし、と思う。アルバムの肝だとは思うけど。そいで、「罠」はほんと何度も言うけどPVが秀逸っすよー将司氏にきゅんきゅんです。ラスト「生まれゆく光」は言わずもがなの感動テイストです。でも同じ感動なら、全作の「枝」のがずっと上、かな。でも名曲だとは思うしメロディもすっごい綺麗。穏やかな気分で目を閉じられるラスト。
という感じで。なんかとにかく、すっごいカッコイイの!四人が四人ともめっちゃカッコイイんですよーこれまたどうしましょう。今までの「オラてめぇら!目ん玉ひん剥いてよぉく見ておけ!これが世界だ、これが人間だ!この醜さを焼き付けろ!」的な(過剰かな…)攻撃性もないし。攻撃性とは違う種類のエネルギーは満ち満ちてるけど。全曲に漲る自信がびしばし伝わってくるのが、すごいと思う。はー、もうほんと、ファンになって良かったです。感謝の一枚。