アマンダの影 (創元推理文庫)

アマンダの影 (創元推理文庫)


マロリーシリーズ二作目。二作目にして、愛着が沸いてきました、マロリーにさえも笑。
怪しいと目をつけた複数の容疑者、まとめて罠にかけてじわじわ追い詰めていくマロリーのやり方が、ちょっとどうなのーと突っ込みつつも爽快でした、実は。そうか、この道徳とか正義感とか無縁の、我が道を行く姿勢が、この冷徹美女警官シリーズの面白さなのだな、と。それにしても、まあ、ほんとマロリーは周囲の優しさに恵まれ過ぎてるので、そこんとこもうちょっと自覚した方がいいよ、と、思う…
で、今回、猫ちゃん出てきました。この猫、ノーズという名から、チャールズを彷彿させる…ような…。ゴロゴロ喉鳴らして足にまとわりついて。人間のチャールズにはとてもできやしない、親愛の情の直接表現…潜在的な願望ってこと?穿ちすぎか?
さ、さくさく三作目いきまーす。マロリーの過去もうっすらと明るみに出てきたし。面白くなってきた。