2010年総まとめ

年の途中(4月ぐらい?)からブクログに移行しちゃったから集計できないんだよねーいやできるんだけどできないってことにしちゃおうめんどくさいから(また言った)…ということで、2010年は目算で通算80冊ぐらいかなあ、と。チャリ通に変えたのがでかいね。通勤時間(それでも30分弱だけど)を読書のために割けなくなったのでがくーんと量は落ちたと思われ。それもあるしもうなんか疲れすぎて睡眠欲が勝っちゃう日ばかりだったというのもあると思われ。なんにせよ、それでもまあ、振り返るとけっこう読んでる。うん。

1位:虐殺器官

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

これ?これか?…選んでおいてなんだけど笑。首位該当なしでもよかったんですけど、でも、うーん、やっぱこれ。なんか語るに相応しい表現がなんにも浮かんでこない。こんなの初めて読んだ。SFとか近未来とか横文字多いのあんまし好きじゃないんだけど、この世界にはしばらくひたり続けていたいなと思った。「なんなんだこのひと…」と著者略歴を読んだ時の衝撃も含めて、いちばん心を揺さぶられた作品。

2位:かたちだけの愛

かたちだけの愛

かたちだけの愛

1位かも、とこの間公言したばっかですが、冷静になるとそこまで手放しで絶賛するもんでもないのかもな、と。それにしても去年も一昨年も平野を優勝させているあたし。つまりはこのひと、1年に1冊というペースを守る、本当に堅実な作家なんだなあ。ところであたし、葬送が未読だったりするので今年は挑戦してみましょうかな。

3位:10-ten-

10-ten-

10-ten-

作品賞というか作家賞。あたし2010年、堂場氏にどっぷりだったみたいだよ!…あれ、でも数えたら4冊だ。どっぷりでもないな笑。でも今では好きな作家軍団の一員に間違いなく名を連ねております。それでまあ↑を選ぶのはもうね、仕様がないってことですのよ。ああもっかい読んでもいいな。読みたいな。それにしても早明戦のクソっぷりを思い出して腹が立つやらなんやら!


…なんかぱっとしない。自分で選んでおいて。それにしても苦戦した「テンペスト」(おもしろくなかったなー)とか、抱いて眠りたい!とまで思った「正午派」も2010年だったんだあねえ。時の流れってやつは。
図らずも2010年ラストは朝倉さんの「深夜零時に鐘が鳴る」だったのですが、舞台も札幌だし、同じ一日を一緒に過ごしているような感覚になって、まったくあらすじとかも知らないで選書したので、こうゆう、プレゼントみたいな偶然が時々起こるから読書ってやめられねえな、と思った。リスの本名も含めてね。除夜の鐘が鳴ったら、一旦はチャラになる、っていう考えは素敵だったんだけどなあ。あたしはいろんなものを引きずって年をまたいじゃったよ。とほほ